公務員で獲得したスキル ②
こんばんは!
だんだん暖かくなってきましたね。公務員は5月からクールビズがスタートしています。夏が苦手なDanKaa(ダンカー)です。
私は新陳代謝が良すぎて汗をめちゃくちゃかきます。マックポークを食べただけで、胡椒に反応し汗ばむレベルですw
「とんねるずのみなさんのおかげでした」復活の際には、『汗かきオンザビーチ』に出て、バナナマン日村さんより先にMAXオンザビーチになりたいと思います。
オファーお待ちしています。
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さて、「公務員で獲得したスキル ②」ということで、前回エントリーの続きです。
前々回、私自身が公務員生活で得たスキルとして下の3つを挙げました。
① 課題分析/遂行能力
② 1on1のコミュニケーション能力
③ 社内の調整能力
①については、前回エントリーをご参照ください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ dankgw.hatenablog.com
今回は ② 1on1のコミュニケーション能力 について書きます!
住民との交渉業務
私は2つ目の職場で、住民の家に訪問し直接交渉する仕事をしていました。
その分野にはベテラン職員も多くおり、色々なノウハウや交渉方法がありました。
最重要事項 = 個人として好きになってもらうこと
住民との交渉や話合いは、友好的に進むこともありますが、大抵は反発にあいます。それは、職務として「一見、住民の皆さんにメリットの少ないお願いをする」という内容に起因する部分もあり、それと同時に、“公務員叩き”の風潮も影響していると思います。
基本的に「税金で飯食いやがって」「税金泥棒」という、ビハインドな要素があります…。
そこで私自身が重要だと感じたのは、交渉相手に「公務員/職務内容は嫌いだけど、DanKaaは人として好き。」という状態になってもらうことです。
この状態になれば、大抵の交渉はまとまります。
今までどんなにクレーマー扱いされていた住民でも、懐に入ってしまうことで、時間をかけてお話ししていくことができます。
好きになってもらうには、自分から好きになる
私の場合、好きになってもらうには、「(50代がボリュームゾーンの公務員としては)若手の部類である」という点を有効活用しました。
つまり、「若くて可愛げがある人懐っこい職員」というキャラを演出するのです。
交渉相手は50代以上の方が多かったため、この手が有効に働きました。
具体的には「とにかく爽やかに笑顔」「何かと連絡を取る」「要求には数時間以内に対応」「ばったり会ったら駆け寄って挨拶」あたりでしょうか。
このように振舞っていると、どんなクレーマーが相手であっても、その相手に対して自分自身も一定の好意を抱くようになっていましたw 行動が心理に影響を与えることを学びました。
好きになり合うと、コミュニケーションの精度が上がる
これは改めて言う事ではありませんが、相思相愛状態になると、相手への理解度が格段に上がるので、表面的な言動ではなく、その言動の裏にある真の意図も理解できるようになります。
これは交渉業務にあたり非常に有用な材料となりました。
まとめると、どんな相手でも自分から好きになるから始め、好きになってもらい、コミュニケーション精度を上げること。
これが、私なりの1on1コミュニケーション方法です。
公務員で獲得したスキル ①ー2
前回エントリーで、課題分析/遂行能力とは
- 現状を把握すること
- 目標達成までの道筋を立てること
- その道筋の途中で解決すべき課題を明らかにすること
- 課題の解決方法を明らかにすること
- 実際に課題を解決し目標を達成すること
と書きました。
私が経験した仕事と絡めて、詳しく書きます〜。
超超困難案件を担当
初異動後の二つ目の職場で、約20年間も“塩漬け”になっているプロジェクトを任されることになりました。
任されることになった経緯は、完全に運…巡り合わせでした。
そもそも、「何故20年間も凍結状態のプロジェクトが存在するのか?」という疑問をお持ちになるかと思いますが、その辺りはまた別の機会に書きます。
が、一言で言うと、公務員特有の「責任を問われない人事形態」が背景にあります。
さて、完全に運で任されたとは言え、前任者や前々任者、そのまた前々々任者のように、凍結状態のままプロジェクトを動かさずにいることも出来ました。動かさずに放置しておけば自分の仕事は増えないで済みますので、それも選択できたのです…。
しかし、私は「評価されたい!オリジナルな仕事をして実績を上げたい!」という気持ちが強かったため、「ラッキー!!」とばかりに、この超超困難案件に手をつけました。
1.現状を把握すること
まずは、20年間放置されたプロジェクトがどのような状況なのか、把握するところからスタートです。放置されていたため、庁内には現状を掌握している職員はもちろんおらず、聞き込みや資料調査を行いました。
2.目標達成までの道筋を立てること
現状が把握できたら、目標の設定を庁内で協議します。
もちろん、重たい案件のため、自分や近い担当部署だけでは決められないため、色々な部署やそれこそ首長の意向も重要となります。
3.その道筋の途中で解決すべき課題を明らかにすること
目標設定の協議と並行し、現状把握をもとに課題を明らかにします。
課題自体が目標設定に影響を与えることもありますので、ここら辺は適宜順序が入れ替わる感じですね。
ここで重要なのは「解決が、プロジェクト完遂の必要条件ではない課題」が存在することです。
完璧主義でいると、「あれもこれも解決すべき」→「プロジェクト完遂までの道のりが長くなる」という自縄自縛的な展開に陥りかねません。
「これは解決すべき課題だけど、とりあえず◯◯を達成してからでも良い」などと、何がボトルネックになっているかを考えることが重要だと思います。逆に言えば、ボトルネックになっていない緊急度の低い課題は後回して良いのです。
また、このフェーズで「この課題は解決が必須条件!」と結論づけるのではなく、「仮説」と捉えた方が、後々動きやすいことが多いですね!
実際に取り組む4、5での状況をフィードバックして随時更新していくのが理想です。
いわゆるPDCAのPにあたる部分です。D(Do)とC(Check)次第でA(Action)の内容はいくらでも変わるのと一緒です。
ただ、役所の中ではこのようなやり方は「見切り発車」的な見られ方をするため、敬遠されがちなのです...。一度関係部署と協議して合意形成されたP(Plan)を変更するのは結構骨の折れる作業です。
「失敗が許されない」と考える役所が悪いのか、役所の失敗を許さない世論が悪いのか..鶏が先か、卵が先かの因果性ジレンマですね(苦笑)
さて次!
4.課題の解決方法を明らかにすること
5.実際に課題を解決し目標を達成すること
この4、5は、3で「解決すべき課題」に“認定”された課題に対して愚直かつ情熱を持ってひたすら没入し取り組むフェーズですね。
一点集中/没入型の私自身は、このフェーズが一番楽しくて好きですw
前述のように、このフェーズでは3で立てた仮説を検証します。
こんな形でプロジェクトをまるっと廻す経験ができたのは、非常に大きな財産だったと思っています。
このフレームワークは公務員もベンチャー営業もクリエイターも、皆同じなんじゃないかなーと。
以上、得られたスキル ① 課題分析/遂行能力 でした!!
公務員で獲得したスキル ①ー1
今回は、約6年間の公務員生活で得られたスキルについて書いてみます。
ちなみに、地方公務員と一口に言っても、
のように、従事する業務は多岐に渡ります。
異動のたびに働く業界が全く変わるため、一般的な民間企業よりも幅広いジャンルの仕事に携わることになります。大手大企業よりも幅はあるかも?
その点に注目すると、“ 異動 ≒ 転職 ”と捉えることもでき、「色々な仕事が出来るから」という志望理由で入庁する若手職員も多数います。
そんな地方公務員にあって、私個人が獲得できたスキルを挙げると、
① 課題分析/遂行能力
② 1on1のコミュニケーション能力
③ 社内の調整能力
なのかなぁ、と思っています。
細々したものはもっと沢山ありますが、転職活動に当たってアピール出来るものを挙げてみました!
今回は、3つのスキルのうち、① 課題分析能力 について詳しく説明しますね。
課題分析/遂行能力とは?
ここで言う 課題分析/遂行能力とは、担当するプロジェクトにおいて
- 現状を把握すること
- 目標達成までの道筋を立てること
- その道筋の途中で解決すべき課題を明らかにすること
- 課題の解決方法を明らかにすること
- 実際に課題を解決し目標を達成すること
を指しています。
続きは次回!
自己紹介 ②
こんにちは!
DanKaa(ダンカー)です。
(※ このブログでは、公務員がITベンチャー企業への転職を目指す様子を書いています)
今回は自己紹介その2です!
☆ 現職 ☆
前回エントリーで「現在は東京近郊の体で地方公務員として働いています。」と書きました。
身バレ防止のため、自治体名や職務内容について、詳しくは書けませんが書ける範囲で!
・採用から2回異動しており、現在の職場は3ヶ所目。
・3ヶ所の職場では、各々まったく異なる仕事を経験しました。
・とは言え、公務員の仕事は基本的に共通している事項が多いため、得られるスキルは既にある程度、獲得した(感覚がある)。※ この辺りの話は違う機会に別途、詳しく書きたいと思います。
☆ 経歴 ☆
・中学までは地元の中学校の通い、高校は私立、大学は都内の国立を卒業。
・中学校から自分のキャリアを考えはじめ、楽しくて情熱を注げることを仕事にしたいと強く思っていました。
・高校で作曲家になることを決意する。
・大学でちょこちょこと作曲家として結果が出るも、作曲家として食っていくことが出来ない状況で卒業を迎える。
・公務員試験に受験してみたところ、たまたま受けってしまい、入庁。
↓
(現在に至る)
自己紹介 ①
はじめまして!
DanKaa(ダンカー)です。
公務員がITベンチャー企業への転職を目指すブログです。
まずは簡単な自己紹介をしますね。
☆ 現役のアラサー公務員 ☆
現在は東京近郊の自治体で地方公務員として働いています。
大学卒業後、新卒で5年間以上、今の自治体で勤務しております。
☆ ITベンチャー企業への転職を志望 ☆
諸般の理由により、ITベンチャー企業への転職を希望しており、現在転職活動の真っ最中です。
(志望理由については別エントリーで触れる予定です…)
今後は、現在の活動に至った理由や、転職活動の手法や公務員ならではの転職の困難性について書いていければと思っています!
温かく見守ってくださいっ…!